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④ 『黒鍵』 ―― 青空阿季雄 詩歌句集 (2017.01.26) 


 上は Tanikawa Shuntaro 氏に見ていただいた、院長の愛着のある自作詩です。

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 ~~「白鳥の歌 三首」~~

鳥まふも しら鳥舞ふも とりまふも 摩耶の遠山澄みたる朝は

ここまでの白さの鳥よ あまねくの靡ナビかふまでの羽風して翔べ

何にか換へむ 羽交ハガひの裡ウチに頸垂れて
  咥クハへ抜く羽根  矢よりも疼イタし

(上二首「京大短歌」に既発表、
三首目 塚本邦雄 主宰「玲瓏」に既発表)。

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―― ☆~ 星の王子;「精神医学はね、唯一目に見えない医学なんだ」 

背後より膝折る風は危うくて直線の上に吾アは立ちにけり

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~~「三句」~~

先づ隗カイより始めよと桃咲き出づる

瀧をなして黄葉落としをり大銀杏樹オホイテフ

烏揚羽粒光ボソンに撃たれつつ翔べり

(全て発表済み)。

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 ◎ 連作 「雪来る前を」 ・(塚本邦雄主宰) 玲瓏29巻224~225頁に発表済み

1.きらきらと金網の中に湛タタへゐる夕陽を截れり遠きラケット

2.唄ひつつ血は透きとほる フリージア畑に誰を追ひしならねど

3.埋葬を終へしと思ふ慕情など噴き上げてをり苑の噴水

4.くちびるは草絮ワタより淡く開きゐて雪来る前を汝ナレは薫れる

5.切崖キリギシに添ひて堕ちゆく岩燕 渇き遥けく胸合はせたし

6.冬深き底燃え昇る白炎に蹄灼くまで降オり来る天馬

7.没イり際の陽の紅孔雀抱擁のためにひろげむわが燃ゆる腕

8.証アカし合ふごと胸寄せて辿り来ぬ汝ナが魂の底の飛火野トブヒノ

9.くちづけは秋風に頸揺りている釣鐘草カンパネラほど拒まれたりき

10.弾道の愛をたしなめゐる汝ナレと午後の疎林を貫ヌきて鶺鴒

11.酸漿ホホヅキの内なるラムプ灯りゐりか ほのぼの朱しこの人の頬

12.人魚にはあらざる由美子抱く浜に四肢はしづくのごとく垂れゐて

13.汝ナが胸のやさしき埠頭目守マモりゐて騒立つ時も凪ぐときも海

14.初めての唇クチ触るるなれ吾亦紅ワレモカウの花の向かうも眩しくはなく

15.青春の屈葬と言ふな口惜しく抱けば汝ナレは甕より重き

16.露充ミてる甕にわが胸押しつけて花の重きを揺すりて止まぬ

17.飜ヒルガヘる波濤を仰ぎ眼を閉づる汝ナレは懼オソるることなど知らず

18.何にか換へむ 羽交ハガひの内に頸垂れて銜クハへ抜く羽根矢よりも疼イタし

19.遠つ浜に寄せては返す波の色 拒まれし日はひと際碧し

20.膝立てて汝ナが凭モタれゐる籐の椅子に波寄するなり遠き島より

               *


~~呪文  三首(京大短歌 No.5)~~

地に低く屈クグまりてあれば草の葉に砂ふりかけてゆく沓クツの人

エンジンの冷えし車に人ひそむを知らざりき吾アをうかがうものを

砕かれて木片は散れりここもとに薪マキをくだける男はありき



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~~「新年の句」~~

権禰宜ゴンネギとの会話温とし初詣

しばれ雪夢固かれと願ふのみ

(全て発表済み)。

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平成30年歌会始のお題「語」に寄せて

目高あそぶ川辺の土手に寝ころんで
        多国語の電子辞書で学ばむ
(発表済み)。

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