本町駅(御堂筋線)徒歩1分!ストレス、苦しみ、心の病? カウンセリングも京大卒医師が自ら行います(保険完全適用)

 

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10.心の変調は誰にでも起こる

従来は三大精神病といって統合失調症、躁うつ病、てんかんが三つの重い病気でした。しかし、どの病気に対してもそれぞれ優れた新薬が開発されて、ほとんど症状を消すことができるようになりました。今では精神分裂病という病名はなくなり、統合失調症という病名に変わりました。早期発見と薬物治療により、統合失調症は怖くない軽い病気になりました。薬がよく効くようになり、治療さえしておれば統合失調症の患者さんは怖い人ではありません。昔は治らなくて当たり前だったのが、今は治って当たり前になってきているのです。急性期を乗り切ると、ほとんどの入院患者さんとほぼ普通の会話ができます。

また、現在使われている精神障害者というのも心ない翻訳語だと思います。元の言葉はメンタル・ディスオーダーで、ディスオーダーとは、オーダーの乱れ、秩序の乱れという意味です。精神変調者、精神失調者という訳語の方がまだ良いと思います。

精神科医としてお願いがあるのですが、犯罪者、人殺しと精神障害者を一緒にしないでいただきたいのです。精神障害者の犯罪率よりも正常者の犯罪率の方が高いのはよく知られた事実です。心の変調は誰にでも起こり得ることであり、患者さんの立場にもなってほしいのです。人を殺すのは恐ろしいことですが、戦争の状況のもとでは、人を殺さないことが異常なことなのです。また老後に認知症、寝たきりにならない自信をお持ちの方は、ほとんどいないと思います。誰しもが心療内科、精神科のお世話になる可能性があるのです。