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6.学習と記憶のメカニズム

シナプス、神経接合部についてお話をしました。電気信号が、シナプスでいったん化学物質の放出に変えられて、また電気信号に変えられて神経線維の中を伝わっていくのですが、「信号の通りやすさ」という問題があります。

ギターの演奏など何でもいいのですが、ある物事を学習するときに、最初は能率が悪く時間がかかります。繰り返して壁にぶち当たっているとマスターすることが出来ます。ギター演奏が習得できたと言えるようになります。主に指の筋肉を支配する神経線維と、楽譜を見る目の神経と、音を聞き分ける耳の神経、それをまとめ上げる大脳皮質の脳細胞の間の信号の通りやすさが増えたと考えられます。つまり、学習とはシナプスの信号の伝達効率が増えたことによるのです。

歴史の年号を記憶するなど、物事をすぐに短い期間記憶するのも、シナプスの伝達効率の増強によると考えられています。特に、大脳皮質の中の海馬が記憶の働きを司っていると考えられています。海馬とはタツノオトシゴのことで、形が似ているから大脳の一部分のことを海馬と呼ぶのです。繰り返し学習すればするほど伝達効率の増強が確実なものになっていくことは、多くの方が経験済みのことと思います。長期間記憶が固定されて忘れないメカニズムについては、化学物質が作られることによるとも考えられますが、まだよく分かっていません。